子どもから虫取りに行きたいと言われても、三鷹市内のどこなら網を使えるのか、捕まえた虫を持ち帰れるのかは迷います。虫がいそうな公園と、採集が認められている公園は同じとは限りません。
地域情報メディア『三鷹みっけ』のエリア担当ライター、佃隆です。わたしは出掛ける場所を決めるとき、まず場所と決まりを見ます。家族で行くなら、暑くなったときに帰りやすいかも気になるところです。
市立公園の基本ルールから、森の児童遊園、丸池公園、野川公園などの特徴、虫を探しやすい時間、持ち物まで順番にまとめました。捕まえることだけでなく、三鷹らしい楽しみ方も紹介します。
三鷹市の虫取りは公園の決まりから見る
先に結論を言うと、三鷹市立公園では子どもがその場で昆虫を観察できます。ただし、生き物の採集は原則として禁止されています。網で捕まえても、観察後は元の場所に戻すのが基本です。
虫が多そうかどうかだけで行き先を決めると、現地で持ち帰れないことに気づく場合があります。わたしも最初は、虫取り網を使えるなら持ち帰れるものだと思っていました。ここは一度立ち止まったところです。
捕まえる場所より戻せる場所を先に見ると、親子で話しやすくなります。見つけた虫をよく観察し、写真に残して放す。市内の公園では、この楽しみ方なら無理がありません。
市や公園管理者の案内で、捕獲と持ち帰りの扱いを確認します。
草地、水辺、雑木林のうち、どこを歩くか決めておきます。
暑さが強くなる前に帰れる時間を家族で共有します。
市立公園では観察した虫を元の場所へ戻す
三鷹市は、市立公園について、子どもがその場で昆虫を観察することは可能と案内しています。一方で、原則として採集は禁止です。虫かごへ入れたまま家に持ち帰る遊び方とは分けて考えます。
見落としやすいのが、虫取り網を使うことと、虫を持ち帰ることの違いです。短い時間だけ網に入れて体の色や脚の形を見た後、同じ場所で放すなら、観察として楽しめます。
捕まえた虫が飛んでいくところまで見ると、子どもの印象にも残ります。家に連れて帰れなくても、遊びが途中で終わるわけではありません。むしろ、その場で見つけた景色と一緒に覚えているものです。

放した虫が飛ぶところまで見届けたいですね
森の児童遊園は子どもの昆虫採集ができる
三鷹市牟礼4丁目にある森の児童遊園では、生き物の採取は原則禁止ですが、子どもの昆虫採集は例外として認められています。持ち帰りを考えている家庭には、まず候補になる場所です。
園内には樹木が多く、住宅地の中にありながら林の雰囲気を感じられます。ただし、虫が必ず見つかるわけではありません。天候や時期によって出会える種類が違うのも、虫取りの面白さでしょう。
公園内は飲食禁止で、原則として20時以降は利用できません。ごみも持ち帰ります。虫取りと一緒に昼食を楽しむ予定なら、食べる場所を別に考えておくと、当日に焦らなくて済みます。
- 所在地
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三鷹市牟礼4丁目22番4号にある児童遊園です。
- 昆虫採集
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子どもの昆虫採集は例外として認められています。
- 利用時間
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原則として20時以降の利用は禁止されています。
- 園内での飲食
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公園内での飲食は禁止されています。
丸池公園では水辺と草地をゆっくり歩く
新川5丁目の丸池公園には、池、雑木林、原っぱ、梅林、川があります。異なる環境が近い範囲にあるため、水辺と草地を行き来しながら生き物を探せる公園です。
草の間ではバッタの仲間、水辺ではトンボやアメンボなどを探す楽しみがあります。ただし、市立公園なので基本は観察です。捕まえた虫を持ち帰らず、見つけた場所へ戻します。
子どもと歩くなら、池だけを目指さず、原っぱや木の幹も見て回ると飽きにくくなります。わたしなら最初から虫の種類を決めすぎません。何がいるかを探すくらいのほうが、この場所には合う気がしています。
野川公園は自然観察を中心に楽しみやすい
野川公園は、草地、樹林、水辺が広がる都立公園です。園内には自然観察センターもあり、見つけた生き物の名前を知りたいときに立ち寄れます。捕まえることより、観察を楽しみたい日に向く場所です。
都立公園では、公園の環境保全を妨げる捕獲や商業目的の採集が認められていません。個人の昆虫採集の扱いは場所や状況でも異なるため、持ち帰る前に管理所へ尋ねると安心です。
広い園内を歩けば、それだけで子どもの体力を使います。虫を見つけてから帰り道が長いと、大人も慌てがちです。最初に帰る時間と待ち合わせ場所を決めるだけでも、家族で動きやすくなります。
井の頭公園は人の少ない場所と時間を選ぶ
井の頭恩賜公園には池や雑木林があり、三鷹駅や吉祥寺駅方面から向かいやすい場所です。駅から行きやすいことは大きな魅力ですが、休日の日中は散歩や観光の人も多くなります。
人が多い場所で長い網を振ると、歩いている人へ当たりそうになります。混んでいる池の近くより、周囲を確認しやすい草地や林沿いで、網を低く使うほうが落ち着いて遊べます。
わたしは行き方が分かりやすい場所を選びがちですが、混む時間が読めないと少し迷います。井の頭公園なら、朝に短く歩いて昼前に帰る流れが好み。帰りに駅周辺へ寄りやすいのも助かります。
虫を見つけやすい時間は朝と夕方になる
夏の虫取りなら、気温が上がりきる前の朝が動きやすい時間です。草の葉にいる虫を探しやすく、大人も子どもも暑さで疲れにくいもの。休日でも、早めなら公園が混み始める前に歩けます。
夕方は日差しが弱まりますが、暗くなるまで続けると足元が見えにくくなります。蚊も増えやすい時間です。近所の公園で30分ほど探し、明るいうちに帰るなら無理がありません。
雨が降っている日や強い風の日は、虫の姿が少なくなることがあります。雨上がりは地面がぬかるみ、木の枝から水が落ちることも。天気が落ち着いた日を選ぶほうが、子どもも探すことに集中できます。
| 時間帯 | 虫取りの様子 |
|---|---|
| 朝 | 暑さが比較的弱く、公園内も歩きやすい時間です。 |
| 昼前後 | 日差しが強くなりやすく、短時間の観察が向いています。 |
| 夕方 | 涼しくなりますが、暗くなる前に帰れる予定が必要です。 |
虫取り網と虫かご以外にも用意したい物
道具は虫取り網と虫かごが中心ですが、観察だけなら虫眼鏡や図鑑も役立ちます。虫を家へ持ち帰らない公園では、小さな虫かごで十分です。写真を撮れる端末があれば、後から種類を調べられます。
家族で出掛けるとき、わたしは網より先に飲み物と帽子を見ます。子どもが夢中になると、暑さや喉の渇きを忘れがちです。帰宅後の予定まで考えるなら、短時間で切り上げられる用意が合っています。
草の中へ入る場面では、長ズボンと歩きやすい靴が役立ちます。白っぽい長袖は日差しを避けながら、服に付いた虫にも気づきやすいもの。着替えを1枚持てると、汗をかいた帰り道も楽です。
- 子どもの身長に合う虫取り網
- 短時間の観察に使う虫かご
- 小さな虫を見るための虫眼鏡
- 名前を調べる図鑑や端末
- 帽子と十分な量の飲み物
- 長袖と長ズボンと歩きやすい靴
- 汗をかいた後に使う着替え
捕まえた虫を弱らせない観察の仕方
透明な虫かごは中が見やすい一方、直射日光に置くと温度が上がります。捕まえた後は日陰へ移し、長時間入れたままにしません。観察する時間を先に決めておくと、遊びに区切りがつきます。
チョウやトンボは羽に触れると傷つくことがあります。網へ入った姿を外側から見て、必要なら写真を撮るだけでも十分です。無理につかまず、網の口を開いて自分で飛び立つのを待ちます。
1匹をよく見る時間を作ると、捕まえる数を増やさなくても楽しめます。体の色、脚の本数、羽の模様を親子で話すと、帰宅後に図鑑を開く理由も自然に生まれるんですよね。
草むらと水辺では大人も足元をよく見る
虫を追いかけていると、子どもの目線は虫だけに向きます。草に隠れた段差、水路の縁、低い枝には気づきにくいものです。大人は虫の行方より、子どもが次に足を置く場所を見ておきます。
池や川の近くでは、水面の虫を見ようとして身を乗り出すことがあります。柵を越えたり、水路へ降りたりせず、歩ける場所から観察します。届かない虫を追わないことも、虫取りの一部です。
迷いやすいのが、虫を見つけた子どもの気持ちをどこまで優先するかです。せっかく見つけると追わせてあげたくなりますよね。それでも危ない場所では一度止まる。この線は雑に決めたくありません。
虫取りへ行く日は近い公園を一つ選ぶ
今日できる小さな準備は、自宅から行きやすい公園を地図で1か所だけ選ぶことです。遠くの有名な場所まで広げず、朝に出て疲れる前に帰れる範囲なら、週末の予定へ入れやすくなります。
虫取りは、たくさん捕まえれば成功という遊びではありません。家族で草の間をのぞき、見つけた1匹を写真に残す。帰宅後に名前を調べるところまで含めると、近所の公園でも十分に楽しめると感じています。
まずは今日、選んだ公園名と出発時間をメモに残してみてください。行く場所が1つ決まるだけで、網や飲み物の準備にも余裕が出ます。三鷹の身近な自然に家族で気づける時間になったらうれしいです。













