三鷹の中央通りを歩いていると、夏が近づくとふと花火の話を耳にすることが増えます。ただ、三鷹市の公園はもともと火気が禁止されているところが多く、どこでできるのか調べてもすぐには分かりにくいのが正直なところです。
地域情報メディア『三鷹みっけ』でエリア担当ライターをしている佃隆です。三鷹でファミリーカイロプラクティック三鷹院を構えていて、駅まわりの人の流れや帰り道の寄りやすさは、つい気にしてしまう性分です。
この記事では、三鷹市で手持ち花火ができる公園の場所、利用できる時間帯と届出の流れ、当日の持ち物、近隣への配慮、都立井の頭恩賜公園との違いという順番で整理していきます。
三鷹市の公園は花火が原則として禁止されている
三鷹市の公式サイトを確認すると、市立公園では寝泊りができないことに加えて、火気の利用もできないと明記されています。花火もこの火気の中に含まれる扱いです。
芝生や植栽が傷んでしまうことへの配慮や、近隣に住む方々への音や煙への配慮が、禁止の背景にあるようです。公園の入口に貼られた注意書きを目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
ただし手持ち花火に限っては、ここ数年、一部の公園で期間や時間を限定した試行的な利用が案内されるようになりました。この仕組みを知らずに向かうと、当日その場で戸惑うことになりかねません。まず全体の枠組みを押さえておきたいところです。
試行の対象になっている三鷹市内の公園一覧
三鷹市が公式に案内している試行対象の公園は、仙川平和公園、堀合児童公園、上連雀ひびき児童遊園、新川あおやぎ公園、井口太陽の広場児童遊園、大沢崖の道児童遊園の六か所です。
- 仙川平和公園(新川六丁目七番一号)
- 堀合児童公園(上連雀一丁目十五番十一号)
- 上連雀ひびき児童遊園(上連雀六丁目十番六号)
- 新川あおやぎ公園(新川一丁目十一番十六号)
- 井口太陽の広場児童遊園(井口四丁目十二番一号)
- 大沢崖の道児童遊園(大沢二丁目二十番二十六号)
指定されたこの六か所以外での花火は、公園内では認められていません。近所に候補が複数あっても、実際に足を運びやすいかどうかで一つに絞る人が多い印象です。
仙川平和公園は平和に関するモニュメントが集まる公園としても知られていて、新川方面から歩いて行きやすい場所にあります。堀合児童公園や上連雀ひびき児童遊園は三鷹駅からの距離が近く、買い物や食事のついでに立ち寄りやすいという声もよく聞きます。
利用できる時間帯と事前の届出の流れ
過去の試行では、期間は七月中旬から八月下旬まで、時間は日没から午後八時三十分までとされていました。この時間には準備と後片づけの時間も含まれています。
利用にあたっては事前の届出が必要になります。市の申込フォームから、花火を行う前までに済ませておく決まりです。届出をしないまま当日いきなり向かうと、案内板を見て初めて気づくことになるので、事前の確認は省かないほうが安心です。
今年の実施時期や対象公園は、必ず三鷹市の公式サイトで最新情報を確認してから動くと安心です。試行という位置づけなので、内容が毎年まったく同じとは限らないからです。時間帯や対象公園が前年と変わっている年もあるので、思い込みで動かないようにしたいところです。
当日までに準備しておきたい道具
持ち物で見落としやすいのが、消火用の水をどう用意するかという点です。バケツに水を入れて現地まで運ぶという、ごくシンプルな方法をとる人がほとんどです。
指定されている公園は水飲み場の付近での利用が前提になっているため、バケツへの水の補充自体はそれほど難しくありません。とはいえ、混雑する時間帯には水飲み場に列ができることもあるので、あらかじめ多めに水を用意しておくと、当日の焦りません。
使い終わった花火をすぐ消せる量を目安にします。
ロケット花火や打ち上げ花火は対象外です。
燃えかすは必ず持ち帰る決まりです。
懐中電灯があると、片付けの最後の確認がしやすくなります。日没後の作業になるので、これも意外と忘れやすい持ち物のひとつです。虫よけや汗を拭くタオルなど、季節ならではの持ち物も合わせて準備しておくと、当日のバタバタが減ります。
近隣への配慮でいったん立ち止まりたい点
正直に言うと、この試行でいちばん気になるのは近隣に住む方々への配慮です。夜間の花火なので、話し声や笑い声も普段より響きやすくなります。
ルールが守られない場合や近隣からの苦情が入った場合、期間内であっても試行そのものが中止になる可能性があると案内されています。せっかく解禁された仕組みなので、みなさんで守っていきたいところです。

少人数で、静かに楽しむのがいいですよ
わたしなら、大人数で集まるより家族数人でゆっくり楽しむ方を選びます。人数が少ないほど声も自然と小さくなりますし、後片付けも手早く済ませられます。
花火の火が消えたあとも、しばらくは煙が残ることがあります。周囲に人がいないか一度見渡す習慣をつけておくと、思わぬトラブルを避けられます。
都立の井の頭恩賜公園という選択肢もある
三鷹市立の公園以外に、都立の井の頭恩賜公園も花火ができる場所として知られています。こちらは市の試行とは別に、東京都が定めているルールにもとづいています。
利用期間は六月から十月中旬まで、時間は午後十時までと、市立公園の試行よりも長めに設定されています。指定されている場所は、園内の五か所に限られます。
- 野外ステージ東側遊具付近
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吉祥寺駅からもっとも近い指定場所です。
- 三角広場夕やけ橋南西側園地
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井の頭公園駅から歩きやすい位置にあります。
- 地域安全センター前池側付近
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池のほとりで、足元の暗さには注意が必要です。
- 遊びの広場西側園路
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子ども連れが多く集まりやすい場所です。
- 第二公園広場付近
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玉川上水を挟んだ、比較的静かな一角です。
爆竹やロケット花火、打ち上げ花火は使うことができません。手持ち花火のみという点は、市立公園の試行と共通しています。日中の利用は他の来園者の迷惑になりやすいため、夕方以降を選ぶ人が多いようです。
駅からの行きやすさという視点で選ぶ
見落としやすいのが、公園までの行き方そのものです。話題になっている場所でも、駅から遠いと当日になって足が向きにくくなります。
堀合児童公園や上連雀ひびき児童遊園は、三鷹駅から歩いて行ける範囲にあります。買い物の帰りに寄りやすい立地で、荷物を持ったまま立ち寄れるのも助かります。
仙川平和公園や新川あおやぎ公園は新川や中原の方面からのアクセスが向いていて、バスを利用する人も少なくありません。井口太陽の広場児童遊園や大沢崖の道児童遊園は少し距離があるぶん、車で向かう人が多い印象です。
花火を買える店を探すときの目安
三鷹駅の周辺にあるホームセンターやスーパーの季節コーナーでは、六月の下旬あたりから手持ち花火のセットが並び始めます。ドラッグストアでも取り扱いがある場合があるので、買い物のついでに探してみるのもいいでしょう。
線香花火だけを集めた小さなセットもあれば、色や音が変わるタイプを詰め合わせたセットもあります。人数と当日の時間に合わせて選ぶと、無理のない量を用意できます。売り切れることもあるので、早めに一度見ておくと安心です。
農業公園なら火の使用そのものを申請できる
意外と知られていないのですが、新川六丁目にある農業公園では、火の使用そのものが認められています。花火だけでなく、簡単な調理などの火気利用も対象に含まれます。
利用する際には、三鷹市の緑化センターへの事前の届出が必要になります。試行対象の六公園とは仕組みそのものが異なります。
今年の実施内容は必ず公式サイトで確認してから届出を済ませておくと、当日に慌てません。試行は年ごとに条件が見直されることがあるので、この一手間が結果的に一番の近道になります。
準備を整えて楽しい花火体験を
この試行が来年以降も続くのかは、正直まだ分かりません。だからこそ、今年動けるうちに一度体験しておく価値があると感じています。
わたし自身、これまでは娘とベランダで線香花火をする程度でした。公園で友達も呼んで楽しめると聞いて、今年は一度覗いてみようかなと思っています。子どもが少し大きくなった今だからこそ、外で少し賑やかに楽しむ時間も悪くないなという気がしています。
まずは今週末、公式サイトで今年の期間と対象公園を確認して、行きやすい一か所をメモに残しておくと動きやすくなりますよ。そんな小さな準備が、当日の夜を楽しい気持ちで迎えられる時間にしてくれたらうれしいです。













