【三鷹市】太宰治ゆかりの地めぐり|展示室・文学サロン・禅林寺を駅からの順番で

三鷹で太宰治の名前を見ない場所は、ほとんどないと言っていいかもしれません。それほど深く、この街に根を張った作家です。でも、どこへ行けばいいのかが、意外とよく分からない。

三鷹みっけのエリア担当ライター、佃隆です。三鷹に住んで長くなりますが、太宰ゆかりの場所はいくつか歩いていて、駅からの距離や混み方も含めて整理してみました。

この記事では、駅まわりの展示施設からはじまり、玉川上水沿いのスポット、禅林寺のお墓まで、動きやすい順番でご紹介します。

目次

太宰が三鷹で暮らした約十年間

太宰治が三鷹に移り住んだのは、1939年(昭和14年)9月のこと。そこから1948年6月に玉川上水で亡くなるまでの約十年間を、この街で過ごしています。

この間に書かれた作品がすごい。『走れメロス』『斜陽』『人間失格』と、代表作が集中しています。三鷹は、太宰文学の核心にある場所なんですよね。

まず駅すぐの展示室から動くのが楽です

わたしが三鷹の太宰スポットを案内するとき、最初に伝えるのは場所と動線です。行き方が分からないと、後回しになってしまうので。

駅から一番近いのは、三鷹コラル5階の太宰治展示室。三鷹駅から徒歩1分で、帰り道や買い物のついでにも寄りやすい場所です。

太宰治展示室 三鷹の此の小さい家

三鷹市下連雀3-35-1 コラル5階・三鷹市美術ギャラリー内。開館時間は10時から18時。月曜休館(祝日の場合は翌日・翌々日が休館)。入館無料。

太宰が暮らした旧居を実寸で再現した書斎があり、直筆原稿や初版本なども公開されています。無料で見られる施設としては、かなり充実している印象です。

文学サロンは駅から徒歩5分の通り沿いにあります

展示室とは別に、三鷹駅南口から徒歩5分ほどのところに太宰治文学サロンがあります。グランジャルダン三鷹の1階で、中央通り方面へ歩いていくとたどり着けます。

太宰治文学サロン

三鷹市下連雀3-16-14 グランジャルダン三鷹1階。開館時間は10時から17時30分。月曜休館(祝日の場合は翌日・翌々日が休館)。入館無料。電話:0422-26-9150。

2022年のリニューアルでブックカフェ的な雰囲気になり、ゆっくり本を読んだり関連グッズを見たりできる場所になっています。観光というより、ちょっと立ち寄る感じで来られるのがいい。

二施設をどちらから回るか、動線で決めると楽です

展示室(コラル5階)と文学サロン(グランジャルダン1階)は、徒歩6分ほど離れています。どちらも無料で月曜休館なので、同じ日にまとめて回れます。

自分なら、先に展示室へ行ってから文学サロンへ歩く順番が動きやすいと感じています。コラルの近くに駅があるので、時間が押してきたら文学サロンを先に切り上げられる。

玉川上水沿いの玉鹿石は駅から徒歩6分

太宰が愛人の山崎富栄と入水した場所の近くには、玉鹿石(ぎょっかせき)という石碑が立っています。太宰の故郷、青森県金木町産の錦石の一種を使った無名碑です。

三鷹駅南口から徒歩6分ほど。風の散歩道と呼ばれる玉川上水沿いの道を歩いていくとたどり着けます。案内板もあるので、初めてでも迷いにくい場所です。

風の散歩道は歩きやすいので、文学サロンとセットで回れますよ

見落としやすいのが新橋付近の案内板です

玉鹿石の少し先、新橋付近に遺体が発見されたことを記した案内板があります。玉川上水は今では水量が少なくおだやかな流れですが、当時は急流だったと伝えられています。

ここは何かが整備されているわけではなく、案内板だけ。静かに立ち止まれる場所なので、混み方を気にする必要がないのは正直助かります。

禅林寺のお墓は駅南口から徒歩10分です

太宰のお墓は、三鷹駅南口から徒歩10分ほどの禅林寺にあります。浄土真宗本願寺派の寺院で、八幡大神社の東隣。墓地の入口に案内図があるので、場所は分かりやすいです。

墓地の中で向かい合うように、太宰治と森鴎外のお墓が斜向かいに並んでいます。太宰が生前「鴎外先生の傍に眠りたい」と望んでいたという話が、この場所に来ると実感できます。

一日で回るならこの順番が動きやすいです

駅から遠い場所を先に済ませてしまいたいなら、禅林寺から逆算して動くほうが無理がありません。でも疲れやすい方は、駅すぐの展示室から始めるほうが体力を使わずに回れます。

STEP
三鷹駅すぐ:太宰治展示室(コラル5階)

駅から徒歩1分。書斎の再現や直筆資料を見てから動くと、その後のスポットがより身近に感じられます。

STEP
徒歩6分:玉川上水沿い・玉鹿石と新橋付近

風の散歩道を歩きながら、玉鹿石と案内板を見ます。道自体が歩きやすいので、散歩がてらの感覚で動けます。

STEP
徒歩5分:太宰治文学サロン

グランジャルダン三鷹1階。関連書籍やグッズも並んでいるので、ここで一息ついてから次へ進めます。

STEP
徒歩10分:禅林寺(太宰と鴎外のお墓)

三鷹駅南口から歩いて10分ほど。墓地入口に案内図があるので、初めてでも場所は分かります。

月曜日と天気は動く前に確認しておくと安心です

展示室も文学サロンも月曜休館(祝日の場合は翌日・翌々日休館)です。祝日が月曜に重なるパターンは見落としやすいので、公式サイトで確認してから出かけるほうが確実です。

  • 月曜は両施設とも休館(公式サイトで要確認)
  • 玉鹿石・禅林寺は屋外なので雨の日は足元に注意
  • 禅林寺は駅から少し歩くので時間に余裕を持って

玉川上水沿いの道は整備されていますが、雨の後は少し滑りやすくなっていることがあります。歩きやすい靴で出かけるだけでも、かなり動きやすくなりますよ。

今日の一歩は「行く前にメモ一枚」だけで十分です

今週末や次の休日に、まず展示室だけ行くと決めてしまうと動きやすいです。コラル5階は三鷹駅からすぐなので、「ちょっと寄ってみるか」で入れる場所。無料なので気負わずに済みます。

わたしも初めて展示室に入ったとき、書斎の再現が思ったより細かくて、思わず足が止まりました。ああ、ここで書いていたんだな、という感じが静かにくる場所です。

地図にスポットの名前を書き込んで持っていくだけで、当日の迷いがかなり減ります。三鷹を歩く時間が、ちょっと豊かになったらうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「三鷹みっけ」編集長・佃隆

三鷹市在住の佃隆です。地域情報メディア『三鷹みっけ』で、暮らしに役立つ地元情報をわかりやすく発信しています。

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