省エネとかエコって、言葉は聞き慣れていても、いざ「何をすればいいのか」「自分に関係あるのか」となると、急に手が止まりますよね。
三鷹みっけのエリアライター、佃隆です。三鷹市在住で、日々の暮らしの中でちょっと気になる市内の情報を拾い歩いています。今回は三鷹市が2026年6月から実施している「夏の省エネ・エコチャレンジ2026」を取り上げます。
この企画、申し込み不要で参加できるのですが、「報告が必要」という部分が少し分かりにくい。どこで何を報告するのか、親子でも参加できるのか、抽選があるというけれどどんな内容なのか——そのあたりを整理しながら紹介します。
三鷹市の省エネ企画、6月から始まっています
「夏の省エネ・エコチャレンジ2026」は、三鷹市が市民向けに実施している環境取り組みの企画です。実施期間は2026年6月1日から9月30日まで。三鷹市在住の方であれば、一世帯から一人という条件で参加できます。
費用はかかりません。申し込みも不要です。ただし「参加して終わり」ではなく、取り組んだ内容を「報告する」ステップが必要になります。この報告をすることで、抽選プレゼントの対象になる仕組みです。
省エネチャレンジとエコチャレンジ、二つあります
この企画には「省エネチャレンジ」と「エコチャレンジ」の二つがあり、どちらか一方、または両方に取り組むことができます。
- 省エネチャレンジ
-
電気や水道水の使用量を減らす行動に取り組むもの。家庭での節電や節水が中心になります。
- エコチャレンジ
-
環境に関するイベントへの参加、図書館での環境関連書籍の閲覧、身近な自然への関心など、学びや体験を通じてエコな生活を考えるもの。
どちらか片方だけでも取り組めるので、「節電には自信がないけれど環境イベントには参加してみたい」という方にも入りやすい設計です。
対象者と参加条件、ここだけ先に確認を
参加できるのは三鷹市内在住者、一世帯につき一人まで。市外に住んでいる方は対象外になります。この点だけは早めに確認しておくと安心です。
定員については、三鷹市公式ページ上では確認できていません。費用は無料。申し込み手続きは不要なので、参加のハードルはかなり低め。とはいえ、報告は別途必要になります。
「申し込み不要」と「報告不要」は別の話
わたしが最初に読んだとき、ここが少し引っかかりました。「申し込み不要」とあるので、何もしなくていいのかと思いがちなのですが、取り組みを報告することが必要です。
報告は随時受け付けており、報告した人が抽選プレゼントの対象になります。報告の方法や、具体的に何を記録すれば報告できるのかについては、公式ページや添付PDFで確認する必要があります。この部分は現時点では未確認事項として残っています。

申し込みは不要でも、報告は必要です
現時点で確認できていることを整理する
公式サイトや広報記事素材から確認できている内容をまとめます。動く前にここを見ておくと、「あとで何を確認すればよいか」が整理しやすくなります。
- 実施期間:2026年6月1日から9月30日まで
- 対象:三鷹市内在住者、一世帯一人まで
- 費用:無料
- 申し込み:不要
- 報告:随時受付(報告が必要)
- 問い合わせ:三鷹市生活環境部 環境政策課 0422-29-9612
一方で、報告フォームの場所や抽選プレゼントの詳細、添付PDFの記入例については、公式ページで改めて確認が必要な状態です。
親子で取り組みたい場合はどう考えるか
「親子で環境学習に取り組みたい」という家庭にとっては、エコチャレンジの方が入りやすいかもしれません。環境イベントへの参加や図書館での書籍閲覧なども対象になるので、夏休みの時間を使いやすい形です。
ただし、参加は一世帯一人まで。子ども名義で参加するのか、保護者名義で参加するのか、家族内での役割分担については、公式情報を確認した上で判断するのが無難です。
公式ページで確認したい三つのこと
気になる方は、三鷹市公式サイトの「夏の省エネ・エコチャレンジ2026」のページを見てみてください。確認したい主な点は三つです。
何をどこに、どう報告すればよいのかは、公式ページまたは添付PDFで確かめてください。
省エネや環境学習の内容をどのように記録するか、PDFの記入例があれば先に目を通しておくと動きやすいです。
エコチャレンジの対象になりうるイベントや講座の詳細は、環境政策課または市の環境学習プログラムのページで確認できます。
電話での問い合わせも可能です。三鷹市生活環境部 環境政策課(0422-29-9612)に聞けば、報告方法や記録の仕方を直接教えてもらえます。
2026年9月30日が締切、夏の間に動ける企画
期間は2026年9月30日まであるので、いま急いで全部動く必要はありません。ただ、エコチャレンジで環境イベントへの参加を考えるなら、夏休み前に一度、市の環境学習プログラムのスケジュールを確認しておくと選びやすいです。報告は随時受け付けているので、取り組んだタイミングで都度動ける形です。
わたし自身も、省エネと言われると「具体的に何をすれば報告できるのか」が一番気になりました。その部分が分かれば、あとはわりと動きやすい企画だと思います。公式ページに添付PDFがあるようなので、そこを先に確認するのが早道です。
「まずPDFだけでも見ておこう」という気持ちで、三鷹市公式サイトを開いてみてください。それだけで、参加できそうかどうかはだいたい分かります。
同様の企画を実施している自治体は限られています
「市民が取り組みを報告して抽選や景品につなげる」という参加型の省エネ・エコチャレンジを独自で実施している自治体は、全国に広くあるわけではありません。環境施策に継続的に予算と人員を割いてきた、ごく限られた自治体に集中しているのが実態です。
| 自治体 | 企画名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 東京都港区 | みなとエコチャレンジ2026 | 通年実施、ポイント制で景品交換 |
| 東京都杉並区 | すぎなみエコチャレンジ | 削減量に応じて区内商品券を付与 |
| 神奈川県藤沢市 | ふじさわ省エネチャレンジ | 電気使用量の変化を報告する形式 |
| 福岡市周辺 | 令和8年度エコチャレンジ | 最大5,000円相当のポイントを付与 |
| 東京都三鷹市 | 夏の省エネ・エコチャレンジ2026 | 省エネ+環境学習も対象、抽選型 |
全国に約1,700の自治体がある中で、こうした企画を独自で動かせているのはごく一部です。多くの自治体は温暖化対策計画の策定は行っているものの、市民参加の場はパブリックコメント程度にとどまっていることが多く、報告・抽選・景品という仕組みまで整えているケースは多くありません。
三鷹市がこの企画を続けられているのは、環境政策課が主体的に動いており、環境学習プログラムとも連動させている点が背景にあると見られます。節電・節水の数値だけでなく「学びや体験」も参加対象に含める設計は、藤沢市や杉並区とも少し異なる、三鷹市らしい方向性といえます。
報告した人にはポイントと抽選記念品があります
取り組みを報告した人には、もれなくみたか地域ポイント100ポイント(デジタル版のみ)が付与されます。さらに、報告者の中から抽選で16名に記念品が当たります。報告フォームで希望の記念品を選ぶ形になっています。
- 山形県白鷹町産杉使用 リバーシセット【1名】
- 山形県白鷹産杉使用 手作りキットバターナイフ【1名】
- コンポストセット【1名】
- 節水シャワーヘッド【1名】
- LED電球(E26・60ワット相当)【4名】
- 市内で見られる野鳥のポストカード(6枚セット)【4名】
記念品の中には、三鷹市の姉妹都市・山形県白鷹町の杉材を使ったものが複数含まれています。カーボンオフセット事業で連携している白鷹町の素材が使われている点は、企画の趣旨とも自然につながっています。抽選の結果は当選者への発送をもって代えるとのことで、落選者への個別連絡はない形です。
| 記念品 | 目安単価 | 当選人数 |
|---|---|---|
| 白鷹町産杉 リバーシセット | 3,000〜5,000円 | 1名 |
| 白鷹産杉 手作りキットバターナイフ | 1,500〜2,500円 | 1名 |
| コンポストセット | 3,000〜6,000円 | 1名 |
| 節水シャワーヘッド | 2,000〜5,000円 | 1名 |
| LED電球(E26・60W相当) | 500〜1,000円 | 4名 |
| 野鳥ポストカード6枚セット | 500〜800円 | 4名 |
三鷹市の環境意識はなぜ高いのか
三鷹市の環境への取り組みは、近年始まったものではありません。1974年(昭和49年)に策定された基本構想の段階から、まちづくりの方向性を「高環境・高福祉」と明文化してきた歴史があります。この構想には、市内に隣接するICU(国際基督教大学)の研究者も関わっており、学術的な知見をまちの設計に取り込む姿勢が当初から根づいていました。
環境への意識が具体的な形になったのは、それよりさらに早い時期です。1971年(昭和46年)、三鷹市は公共下水道の普及率100%を全国で初めて達成しました。高度経済成長期の公害問題が深刻だった時代に、市民の暮らしを守ることを優先して動いた。その姿勢は、半世紀を経た今の施策にも続いています。
市民参加の文化も、環境取り組みを支える柱のひとつです。コミュニティセンターを軸にした市民自治の歴史が長く、行政・市民・事業所が一緒に動く土台があります。環境活動表彰の制度は2006年から続いており、取り組みを続ける市民団体や事業者を表彰・紹介することで、次の参加者を生み出す循環が続いています。2022年12月にはゼロカーボンシティを宣言し、姉妹都市の矢吹町・白鷹町と連携した森林整備によるカーボンオフセット事業も始めています。
三鷹市の環境意識の高さは、「意識が高い市民がたまたま多い」ということではなく、50年以上かけて市政の設計として積み重ねてきた結果といえます。夏の省エネ・エコチャレンジのような市民参加型の企画が毎年続いているのも、そうした土台があってのことです。













