「住所の履歴が必要です」と言われたとき、戸籍附票という言葉を初めて聞いた方もいるかもしれません。住民票と何が違うのか、どこで取れるのか、すぐには動けないまま日が経ってしまう。そういう経験、わたしにもありました。
三鷹市在住の佃隆です。地域情報メディア『三鷹みっけ』でエリアの暮らしまわりを書いています。人に聞かれたとき、まず「本籍地がどこか」「平日に動けるか」という点から話すことが多いのが、わたしの順番です。
この記事では、戸籍附票がどんな書類か、どこで取れるか、三鷹市内で動ける窓口はどこかを、順を追って整理します。申請前に確認しておくと、当日に焦らなくて済みます。
戸籍附票は「住所の歴史」を証明する書類
戸籍附票とは、戸籍に記載されている方の住所の移転履歴をまとめた書類です。本籍地の市区町村で管理されており、住民票とは別の書類になります。
住民票は「今の住所」を証明するもの。戸籍附票は「過去から今までの住所のつながり」を示すもの。この違いが分かると、なぜ必要になるかが見えてきます。
戸籍附票が必要になる場面はどこか
戸籍附票が求められるのは、住所の連続性を証明しなければならない手続きです。引越しを2回以上している場合の不動産登記や廃車手続き、パスポートの申請・更新、相続手続きなどが代表例です。
実は、住民票だけでは住所の変遷がたどれないため、こういった場面で戸籍附票が指定されます。「住民票ではなく戸籍附票が必要」と言われたときは、住所の履歴を確認したい意図がある、と理解すると整理しやすいです。
令和4年以降に変わった記載内容
令和4年(2022年)1月以降、戸籍附票の写しに記載される基本項目が変わっています。申請前に確認しておきたいのは、この点です。
- 基本記載事項(省略不可)
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氏名・住所・住定日・生年月日・男女の別の5項目が、令和4年1月11日以降の基本記載事項です。
- 本籍・筆頭者の記載
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希望する場合は申請書にその旨を記入するか、窓口でお申し出ください。
手続き先によっては「本籍の記載あり」で指定されることもあります。用途が決まっているなら、申請書に記入する前に担当窓口で確認しておくと安心です。
取得できる人は誰か、代理でも動けるか
戸籍附票を請求できるのは、原則として次の方に限られます。代理で取りに行く場合は、委任状が必要になります。
- 戸籍に記載されている本人
- 配偶者または直系の親族
- 代理人(委任状が必要)
- 弁護士・司法書士・行政書士などの専門家
パートナーや親が代わりに取りに行く場合でも、直系でなければ委任状が必要になります。委任状の書式は三鷹市のウェブサイトで確認できますので、事前にダウンロードしておくと当日が楽です。
本籍地と申請窓口の関係を先に確認する
戸籍附票は、本籍地の市区町村にしか申請できません。三鷹市に住んでいても、本籍地が別の自治体であれば、三鷹市の窓口では取得できないことになります。
わたし自身も、以前にこの点で一度立ち止まりました。住民票と同じ感覚で市役所へ行ったのですが、本籍地が別の市にあったため、窓口では取れなかった。引越しをしていれば本籍地と住所が離れていることもよくあります。
本籍地がどこか分からない場合は、住民票を取得するときに「本籍・筆頭者の記載あり」で申請すると確認できます。これだけでも先にやっておくと動きやすいです。
三鷹市内で取れる窓口と受付時間
本籍地が三鷹市の方は、三鷹市役所または市内4か所の市政窓口で取得できます。市民課(市役所)の受付時間は8時30分から17時が基本です。

三鷹駅前市政窓口は平日19時30分まで開いています
仕事帰りに寄りたいなら、三鷹駅前市政窓口が使いやすいです。三鷹駅南口から徒歩2分ほど、駅前協同ビルの2階にあります。平日は19時30分まで受け付けており、第2・第3・第4日曜日は17時まで対応しています。帰り道に寄りやすいかどうかはかなり大事なので、わたしなら迷わずここを選びます。
郵送で請求するときに必要なもの
平日に動けない場合や、本籍地が三鷹市以外の方は郵送申請が使えます。必要なものは次の4点です。
本籍地の市区町村のウェブサイトから申請書をダウンロードして印刷します。
運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きの書類のコピーを同封します。
手数料分の定額小為替をゆうちょ銀行や郵便局で購入します。三鷹市の場合は1通400円です。
切手を貼った返信用封筒を忘れずに入れて、本籍地の市区町村宛てに送ります。
定額小為替は1枚100円の発行手数料がかかります。手数料の金額はあらかじめ本籍地の市区町村に確認しておくのが確実です。郵送の場合、制度変更で金額が変わっていることもあるため、申請前に公式サイトで最新情報を確認してください。
マイナンバーカードがあればコンビニでも取れる
マイナンバーカードをお持ちの方は、コンビニのマルチコピー機から戸籍附票を取得できます。三鷹市は全国に先駆けてコンビニ交付を導入してきた自治体なので、対応しています。
利用時間は6時30分~23時で、土日祝日も使えます。窓口が閉まっている時間でも動けるのが助かるところ。ただし、本人および同じ戸籍に記載されている方に限られるため、代理での取得はできません。
暗証番号(4桁)が必要になりますので、忘れている場合は事前にマイナンバーカードセンターで再設定を。これだけ先に済ませておくと、当日の操作がスムーズです。
迷いやすいのが戸籍附票の除票と改製原附票
相続手続きや古い登記の関係で、「附票の除票」や「改製原附票」を求められることがあります。これは、現在の戸籍附票より過去にさかのぼる書類です。
注意が必要なのが保存期間で、除票・改製原附票は5年間しか保存されません。戸籍謄本本体が150年なのに比べると、かなり短い。古い住所の記録が必要な場合は、早めに確認した方がいいです。
動くなら今週末、まず申請書を一枚印刷するだけ
戸籍附票が必要になったとき、最初の一歩として難しいことはありません。今日か週末のどこかで、本籍地の市区町村のウェブサイトを開いて申請書を一枚印刷しておくだけで、当日が格段に楽になります。
窓口に行くなら、本籍地と受付時間だけは事前に確認しておく。三鷹市に本籍がある方なら、駅前の市政窓口が平日の帰り道に寄りやすくて、わたし自身もここを使うことが多いです。マイナンバーカードがあればコンビニでも動けるので、手元にあるなら暗証番号だけ先に確認しておくと安心かなと思います。
「どこで取れるか分かった」という状態になるだけで、少し気持ちが楽になりますよね。この記事がそのきっかけになったらうれしいです。













