三鷹市で花火を楽しむ方法 花火大会は市外へ

三鷹駅の近くに暮らしていても、夏になると「三鷹で花火大会はあるのか」と聞かれることが増えます。結論から言うと、三鷹市が主催する打ち上げ花火の大会は、今のところ開催されていません。

地域情報メディア『三鷹みっけ』でエリア担当ライターをしている佃隆です。三鷹市在住で、ファミリーカイロプラクティック三鷹院の院長も務めています。平日は駅まわりや中央通りを通ることが多く、時間によって人の流れが変わる様子をよく見ています。

ここでは、三鷹市内で花火を楽しむ方法と、電車で行きやすい近隣の花火大会を、行き方や混みやすい時間の順に整理していきます。

目次

三鷹に花火大会がない背景

まず知っておきたいのは、三鷹市が主催する打ち上げ花火のイベントが現時点で存在しないという点です。市内には多摩川のような大きな河川がなく、打ち上げに必要な広い水辺や河川敷を確保しにくいという地理的な事情があります。

近隣の調布市や府中市は、多摩川沿いという地形をそのまま活かして花火大会を続けています。三鷹はそこまでの広さがなく、住宅も密集しているエリアが多い。この違いが、大会の有無に直結しているように感じます。

だからといって、三鷹で花火と無縁というわけではありません。市内の公園で楽しめる手持ち花火や、電車で行きやすい花火大会という選択肢は、三鷹に住んでいても十分に選べる範囲にあります。

三鷹に花火大会がないと知って驚く方、けっこう多いんです

市内の公園で手持ち花火を楽しむ方法

三鷹市の公園では、基本的に火気の使用が禁止されています。これは火災予防や近隣への配慮という理由からで、市の公式サイトにもはっきりと明記されています。

ただ、近年は期間を限って一部の公園で手持ち花火を試験的に許可する取り組みが続いています。直近の試行では、仙川平和公園、堀合児童公園、上連雀ひびき児童遊園、新川あおやぎ公園、井口太陽の広場児童遊園、大沢崖の道児童遊園の六か所が対象でした。時間は日没から午後8時30分まで、準備と後片づけを含む枠になっています。

事前の届け出

花火を行う前に、市の申込フォームから届け出をします。

使える花火の種類

手持ち花火のみで、ロケット花火や打ち上げ花火は禁止です。

消火の準備

バケツなどで消火用の水を必ず用意します。

この試行は年ごとに実施期間や対象公園が見直されているようで、今年の詳しい内容はまだ公式サイトに反映されていない時期もあります。出かける前に三鷹市の公式サイトで最新の実施状況を確認しておくと、届け出の有無で当日焦らずに済みます。

井の頭公園で花火ができる五つの場所

三鷹市と武蔵野市にまたがる井の頭恩賜公園では、指定された場所であれば手持ち花火が認められています。市立公園より使える時期が長いのが特徴で、毎年多くの家族連れが訪れています。

利用できるのは6月から10月中旬まで、時間は夜10時までが目安です。日中の花火は他の来園者の迷惑になるため控えるよう案内されていて、実際に夕方以降になると花火をする人の姿が増えてくる印象です。

  • 野外ステージ東側の遊具付近
  • 三角広場、夕やけ橋の南西側
  • 地域安全センター前の池側
  • 遊びの広場の西側園路
  • 第二公園の広場付近

五か所とも吉祥寺駅や井の頭公園駅から歩いていける範囲にあります。駅から遠い場所だと行くのを躊躇してしまうものですが、ここは駅近というだけで、気持ちがずいぶん軽くなる場所だと感じています。

爆竹やロケット花火、打ち上げ花火は使用できません。バケツの水とゴミ袋を持って、指定の場所だけで楽しむのが約束です。細かい期間や時間は年によって変わることもあるため、出発前に東京都の公園案内で確認しておきたいところです。

近くで開催される調布花火という選択肢

手持ち花火だけでは物足りないという方には、近隣で開かれる大規模な花火大会が候補になります。三鷹からは電車で行きやすい距離にいくつかありますが、その中でも規模が大きいのが調布花火です。

2026年は9月12日土曜日の開催予定です。開会式が午後6時から、打ち上げは午後6時15分から午後7時15分までの約1時間で、打ち上げ数はおよそ1万発という規模になっています。会場は多摩川周辺の布田会場、京王多摩川会場、電通大グランド会場の三つに分かれています。

会場アクセス
布田会場京王線布田駅から徒歩20分
京王多摩川会場京王相模原線京王多摩川駅から徒歩10分
電通大グランド会場京王線調布駅・布田駅から徒歩20分

三鷹駅からだと、中央線と京王線を乗り継ぐ形になります。有料席は市民先行販売と一般販売の二段階で発売されていて、口コミがどれだけ良くても混む時間が読めない大会は、正直なところ決めにくいものです。

調布花火は打ち上げ開始のおよそ1時間前から人が急に増える印象で、荒天時は中止となり順延はありません。開催の有無は当日の公式情報を必ず確認してから家を出るようにしています。

当日の混雑を避ける動き方

見落としやすいのが、花火大会の混雑は打ち上げ場所よりも駅の周辺で先に始まるという点です。改札やホームが混み始めるのは、開始よりかなり前からになります。

調布花火なら、開会式の午後6時より1時間ほど早く着いておくと、駅の混雑をある程度避けやすくなります。帰りは反対に、終了直後の駅がいちばん混みます。

STEP
出発を早めに決める

開始1時間前を目安に会場周辺へ着くようにします。

STEP
帰り道の店を決めておく

終了直後は駅が混むため、少し離れた店で時間をずらします。

STEP
運行情報を出発前に見る

電車の混雑や運行状況を事前に確認しておきます。

帰り道で寄りやすいかどうかは、わたしにとってはかなり大事な基準です。混んだ駅を避けて一本隣の駅まで歩くだけでも、気持ちがだいぶ楽になるんですよね。当日の予定は、行きよりも帰りを先に決めておくくらいがちょうどいいと思っています。

子どもと花火を楽しむときの持ち物

手持ち花火を子どもと楽しむなら、持ち物をあらかじめそろえておくと当日が慌てずに済みます。特に消火用の水は、忘れやすい持ち物の一つです。

わたし自身、子どもが小さいころに水を忘れて、近くの水飲み場まで往復した経験があります。それ以来、出かける前にバケツとゴミ袋だけは必ず確認するようにしています。似たような失敗をする方は、意外と多いのではないかと思っています。

燃えにくい服装を選ぶこと、髪の長い子は結んでおくこと、風向きを確認することも、出発前に一緒に済ませておくと現地でのやり取りが減ります。花火を人に向けない、走らないという二つだけは、その場でも繰り返し伝えるようにしています。

花火大会と手持ち花火、どちらを選ぶか

よく迷うのが、大きな花火大会に行くか、近くの公園で手持ち花火をするかという選択です。どちらを選ぶかで、当日の準備や動き方がまったく変わってきます。

小さな子ども連れで、遅い時間まで外にいるのが難しい家庭なら、まずは市内公園の手持ち花火から試すほうが無理がありません。時間も短く、帰宅の負担も少なくて済みます。

もう少し余裕があるなら、調布花火のように打ち上げ数の多い大会に足を伸ばす価値があります。自分ならまず短時間で試せる方を選んで、様子を見てから大きな大会に切り替えるようにしています。両方を一年で試してみるくらいの気持ちでも、十分楽しめると思っています。

駅から少し遠い会場

話題になっていても、駅から遠い場所だと行くのを躊躇するというのは、多くの人が感じることだと思います。花火大会の会場選びも例外ではありません。

調布花火の各会場は、最寄駅から徒歩10分から25分ほどかかります。特に電通大グランド会場は距離があるので、歩く時間をあらかじめ計算に入れておくと、当日の体力の使い方がだいぶ楽になります。

行き方がぱっと分からない場所は、どうしても後回しにしてしまいがちです。地図で駅から会場までの道を一度見ておくだけでも、当日の迷いはかなり減ります。子ども連れなら、途中にトイレがある場所を一つ覚えておくのもおすすめです。

花火を安全に終わらせるための後始末

正直に言うと、花火の後始末は見た目以上に気を使う作業です。火が消えたように見えても、実は火種が残っていることがあります。

使い終わった花火は、バケツの水にしっかりつけてから持ち帰るのが基本です。翌朝まで水につけたままにして、完全に冷めてから可燃ごみとして出すと安心です。少し面倒に感じても、この一手間で防げる事故は多いと感じています。

公園や河川敷に燃えかすを置いていくのは避けたいところです。次にその場所を使う人のためにも、ゴミの持ち帰りは徹底しておきたい約束事だと思っています。

花火の予定に迷うみなさんへ

三鷹には市の花火大会がない分、選択肢を自分で組み合わせる必要があります。だからこそ、まず今週末に一つだけ試してみるくらいの軽さで動くのがちょうどいいと思っています。

わたし自身、子どもとバケツを片手に近所の公園まで歩いた夏の夜が、意外と印象に残っています。大きな花火大会よりも、そういう小さな時間の方が記憶に残ることもあるんですよね。

まずは、家の水道の場所とバケツの在庫を今日のうちに確認してみてくださいね。それだけで、次の花火の夜がちょっと軽い気持ちで迎えられる時間になったらうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「三鷹みっけ」編集長・佃隆

三鷹市在住の佃隆です。地域情報メディア『三鷹みっけ』で、暮らしに役立つ地元情報をわかりやすく発信しています。

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